コンゴフラン、シリアボンド、イエメンリアル、ウズベキスタンスム等国内で換金が困難な外国通貨の取引についてのトラブルが増えています。

【事例1】

○パンフレットを送ってきた業者とは別の業者から「高値で買い取る」「代わりに申し込みをしてほしい」と言って代金を払わせる劇場型勧誘の事例

・A社に「B社からパンフレットが届いたら連絡してほしい」と電話で頼まれた。
 数日後、A社にB社のパンフレットが届いたと伝えると「個人しか購入できないので代わりに申し込んでほしい。高額なお礼をする」と勧誘され、コンゴフランを購入してしまった。
 現物と引き換えにお金を支払うと言いながらいつになっても支払われない。


・突然A社から「B社のパンフレットが届いていないか」と電話があった。
 A社によると「B社が扱う海外通貨の国は、石油やガスが大量に埋蔵されており、将来必ず値上がりする。パンフレットが届いた人しか購入できない。当社の代わりに両替してほしい。高値で買い取る」と言われた。
 その後、B社と契約し、紙幣が届いた。A社に約束通り買い取って欲しいというと「もっとたくさん買ってもらわないと買い取れない。追加で買って欲しい」と言われ、追加で購入した。だまされたのではないか。



【事例2】

○過去に投資被害にあった消費者をねらった「二次被害」の事例

・未公開株を買い取っているというA社から電話があり、「未公開株や不良債券を買い取る」と言われ、書面で契約した。その後「買い取りの条件として、ウズベキスタンスムを購入してもらう必要がある」言われ、ウズベキスタンスムを買ったが、いつになっても買い取りが実行されない。


【アドバイス】

 上記の通貨は国内のほとんどの銀行で両替できず、空港等の両替所での両替も困難です。また、為替レートをはるかに上回る価格で販売されています。

 多くの場合、お金を支払ってしまうと連絡が取れなくなり返金される可能性はほとんどありません。

 不審に思って申し込みをやめようとすると「支払わなければ裁判にする」などと脅してきたり、自宅を担保に借金までさせて購入を強要したりするケースもあります。業者の勧誘には耳を貸さず、きっぱり断りましょう。

 過去に未公開株や社債などの投資トラブルがあった消費者を再度ねらった勧誘が多いので特に注意が必要です。

 実際に業者が言う通りに利益を得られたケースはこれまで一件も確認されていません。お金を支払ってしまうと取り戻すのは極めて困難です。

 知らない業者から勧誘があった場合、契約前・代金を支払う前に消費生活センターにご相談ください



換金困難な外国通貨の取引に注意しましょう!
   さくら市消費生活センター
〒329-1392  さくら市氏家2771 さくら市役所本庁 第2庁舎2階(農政課隣)
受付時間: 9:00〜12:00, 13:00〜16:00(土日祝日、年末年始除く)
 
 
 
 
 
 
 

 
 
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